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日本ノーベル株式会社

Quality Commander (クオリティ コマンダー) Ver.2 発売開始 ~ 新機能追加で、組込みソフトウェアのテスト自動化をさらに促進 ~

日本ノーベル株式会社(東京都北区、代表取締役社長:毛塚 幹雄)が開発した組込みシステムのテスト自動化を実現する「Quality Commander」ですが、 おかげさまで好評を頂いており、Ver.2をリリースする運びとなりました。
携帯電話や車載機器、デジタル家電といったソフトウェアの規模は年々膨大になっています。 既にテストの現場では人海戦術によるテストでは補えない状況にあり、テスト自動化のニーズは非常に高いものがあります。 今回発表する Quality Commander Ver.2では、ご利用頂いておりますお客様や、展示会等で頂きましたテスト自動化に関するご要望を、ふんだんに取り入れた内容となっております。

◆ Ver.2の主な特徴

新しいロボットの追加
従来のプランジャーユニット、XYロボットといったマニピュレータに6軸ロボットが新たに加わりました。 6軸ロボットの自由自在な動きは、平面上のボタンのみでなく、複雑な形状の組込み機器のボタン操作も実現します。 ボタン押しに加え、つまみを挟んだり、廻すことも可能なので、幅広い用途でご利用頂けます。
例;カーナビ試験
インダッシュの場合、ボタンを押下する角度はまちまちです。 6軸ロボットならボタン押しはもちろん、ロータリースイッチの廻し、CDをつまんでの出し入れも自動テストが可能です。
基地局シミュレータ
携帯電話の場合、日本国内で海外端末のテストを行うには実網が使用できないため、擬似的な通信環境が必要となります。 この度、Quality Commander Ver.2では、アンリツ様基地局シミュレータとの連携を実現しました。 基地局シミュレータの各種設定をするための手動操作と、携帯電話の手動テストを一挙に自動化でき、24時間の連続テストも可能となります。
海外対応
欧州向けにCEマークの取得、英語環境用のソフトウェアをご用意致しました。 国内でのテストシナリオをそのまま持ち出すことができ、テスト結果をDBに残すことができるので、フィールドテストでの不具合再現に最適です。
RGB信号対応
Quality Commanderは、カメラからの画面撮影を行い、期待の画像と実測の画像とを比較し、ソフトウェアの品質検査を行ないますが、カメラの他に信号線を使い画像を取得、判定させることが可能になりました。 カメラでの画像取得では、取り込んだ画像の微妙な個体差を吸収するための補正等が入り、期待画像の流用が難しい側面がございましたが、信号線での画像取得で期待通りの画像を取得することが可能になり、 期待値の100%流用を実現致しました。また、TV等のカメラでは撮りきれない大画面の映像も信号線を使うことで、テストの自動化が可能になります。

◆ 本件に関するお問い合わせ先

日本ノーベル株式会社
Tel: 03-3927-8801

その他にも操作性向上に関する機能など、まだまだ書ききれない追加機能がたくさんあります。 Quality Commander はお客様と共に発展しております。 これからもお客様の悩みを改善できるよう日々努力して参ります。自動化に悩んだ時には、まずお声を!

Quality Commander ( クオリティ コマンダー) 製品概要