「OpenCoSy」について
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コンパイラ技術者は困難な課題に直面 |
コンパイラ技術者はしばしば、コンパイラ技術に特化した困難な課題に取り組まなくては なりません。 特に、最近は並列処理、マルチプロセッサ、リコンフィグラブル アーキテクチャ等の高度な技術に対応するため、コンパイラ技術者に対する負荷が 増えているのが現状です。 また、コンパイラ開発を効率よく行うために、モジュールの 再利用性、あるいは再ターゲット化の容易性が鍵ですが簡単ではありません。 さらに、 コンパイラの複雑化、大規模化に伴い、組織的な開発体制を必要としています。
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CoSyシステムの特長およびコミュニティ開発の利点 |
CoSyシステムはモジュラー構造で、ジェネレータを多用したフレームワークとなって いますので、最適化エンジン、ターゲットコード生成部等をコンポーネント化する事により、 生成するコンパイラのカスタム化が容易な構造となってます。 また、組織的な開発体制を 容易に構築出来るツールを用意しています。 ACE社のプリンシパルアーキテクトのハンス・ファン・ソマレンはこう述べています。 ”CoSyシステムは他のコンパイラフレームワークとは異なり、徹底的なモジュラー構造を 意識した作り方をしています。 これにより、新しい最適化技術、またはデータ構造の拡張 等はモジュールの変更・追加という形で実施が可能です。 結果として、CoSyシステムを 軸とした共同開発体制が実現するという事になり、新しい技術・コンポーネントが 「OpenCoSy」というコミュニティを通して再利用が可能になる訳です。"
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IPとして流通化・ビジネス化が可能 |
「OpenCoSy」はコンパイラ技術の共有、共同開発体制確立の場と共に、コンパイラ技術に 対する投資、販売、知財権の保護等ビジネス的流通の場としても機能します。 ACE社の常務取締役のマリウス・シューレルはこう述べています。 "「OpenCoSy」により、学会と産業界が協力して、コンパイラ開発という困難な課題に対して 協力し合う体制が出来ると共に、最先端のコンパイラ技術の開発、共有化が図られ、同時に 成果物としてのモジュールをIPとして共有、流通する場が確立されます。”
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「OpenCoSy」への参加
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「OpenCoSy」への参加をご希望の方は以下までメールでお問合せください。
メール:infoopencosy.org (メールは英文にてお願い致します) 尚、「OpenCoSy」へは、CoSyシステムのユーザーでなくても参加が可能です。
また、詳細な情報はウェブサイトhttp://www.opencosy.org (英文)を参照願います。
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