2013年 11月 14日
日本ノーベル株式会社
日本ノーベル株式会社(本社:東京都北区、代表取締役社長:鈴木祥夫、以下日本ノーベル)は、「3本指でのスワイプ操作」などAndroid端末の複雑な操作の記録・再生に対応した、最新版Androidアプリケーション自動テストツール QCWing for Android Ver.2.6 を2013年12月24日にリリースいたします。
新機能の「リプレイ機能」により、「3本指でのスワイプ操作」、「2箇所を押さえた状態で別の箇所を操作」、「ハートマークをなぞり描き」など、複雑な操作でもテストが可能となりました。Android端末の操作内容を、そのまま操作ログファイルに記録します。操作の記録は、スタンドアロンのAndroid端末でも可能です。
操作ログファイルはテストシナリオから呼び出し、再生※できます。従来のQCWing for Androidのテストコマンドと組み合わせて、繰り返しテストや回数テストが可能です。また、スクリーンショット画像の比較判定ができ、テスト結果はHTML形式の実行レポートに一覧表示されます。
「複雑な操作を1000回繰り返し、アプリの限界性能を確認する」といったテストも、夜間や休日などに自動実行しておき、自動判定済みのテスト結果をまとめて確認できます。
操作ログの再生は端末により対応状況が異なります。
QCWing for Androidは画面の座標を基準に自動操作を行います。これまでは画面解像度に合わせた複数のテストシナリオが必要でしたが、新機能の「座標スケール変換」により、1つのテストシナリオで、画面解像度の異なる複数端末を同時にテストすることが可能となりました。
Androidアプリケーションの画面回転操作に対応し、縦方向画面、横方向画面の切り替えを自動化できるようになりました。テスト自動実行中に画面を0度、90度、180度、270度に回転※することができます。
画面回転時に、PC上に表示される擬似画面や、テストシナリオの座標値は回転しません。
2013年12月24日(火)
本製品を、11月20日からパシフィコ横浜で開催されるEmbedded Technology 2013 / 組込み総合技術展(ET2013)において展示します。
USBで接続したAndroid端末を外部制御することで、Androidアプリケーションの自動テストを行います。端末のスクリーンショットと、期待値画像を比較判定でき、テスト結果の確認にかかる時間を短縮できます。判定結果はHTML形式の実行レポートに一覧表示されます。
Android端末から取得したスクリーンショット画像と、期待値画像を比較することで、テスト結果を自動で判定します。「アイコンが画面内に表示されているか」といったサーチ判定も可能です。
判定結果は実行内容と共に、テスト結果レポートに一覧表示されます。レポートはHTMLで出力されるため、情報共有やデータの流用が容易です。
自動テストの手順をテストシナリオに記述し、実行します。テストシナリオの文法はとてもシンプルにできており、プログラミングをやったことがない人でもすぐに取り掛かることができます。
タッチパネル操作や、キー操作の内容は、PC上の擬似画面からマウス操作で入力できます。また使用頻度の高い画像取得や比較判定コマンドは、ボタン1つで入力可能です。
コマンド | 内容 | |
Androidアプリ操作 | adrS | ボタンを押下する |
adrPlotc | 画面をタップする | |
adrDrag | 画面をドラッグする | |
adrFlick | 画面をフリックする | |
adrWake | スリープ状態を解除する | |
adrAndroidInfo | 端末情報を取得する | |
adrExecute | ADBコマンドを実行する | |
adrReboot | 端末を再起動する | |
adrInput | 文字列入力(半角英数字、半角記号に対応) | |
adrClipboard | 文字列転送(全ての文字に対応) | |
adrScreenRotate | 画面を回転する | |
adrReplay | リプレイ | |
adrPinch | 画面をピンチイン、ピンチアウトする | |
adrPlots | 見つけた位置をタップする | |
画像取得 | PIC | 端末画面のファイル保存 |
判定 | STILL | 静止画を比較判定する |
SEARCH | 指定の画像形状を検出判定する | |
制御構造 | FOR | 指定した回数分、処理を繰り返す |
UNTIL | 指定した時間、処理を繰り返す | |
WHILE | 指定した条件の間、処理を繰り返す | |
IF | 条件分岐をする | |
WAIT | 指定した時間、待ち時間を入れる | |
外部コマンド | EXECUTE | 外部コマンドを実行する |
呼び出し | CALL | 他のシナリオを呼び出して実行する |
変数セット | SET | 変数に値をセットする |
QCWing for Androidはリグレッションテスト、スモークテスト、繰り返しテスト、回数テストなどに使用されています。主にメーカーやキャリアなどで導入されており、テストの効率化やソフトウェアの品質改善に効果を発揮しています。
2013年 11月現在、Android の対応バージョンは4.3です。
日本ノーベルでは、各種組込みソフトウェアテストの自動化の他、タッチパネルリニアリティ評価の自動化など、さまざまな分野での自動化ソリューションの実績があります。
QCWing for Android 製品サイト
http://www.jnovel.co.jp/service/qc-android/
(C) 2013 Japan Novel Corporation
製品名: QCWing for Android Ver.2.6
設立: 1980年4月9日
資本金: 1億円
代表取締役社長: 鈴木祥夫
従業員数: 115名
本社所在地: 東京都北区王子2-30-2
事業内容: ソフトウェア開発、システム開発などの各種サービス提供
会社ホームページ: http://www.jnovel.co.jp
日本ノーベルは独立系のソフトウェア会社です。ITで日本のものづくりを支える力になろうと1980年に創業し、以来FAシステムや計測制御など、産業分野の省力化、合理化ニーズに応えるトータルソリューションを提供してまいりました。近年は培ってきた技術力をベースに、ソフトウェアの品質改善に向けた「組込みソフトウェア テスト自動化システム Quality Commander」などのオリジナル製品を開発。ハードウェアに縛られないソフトウェアベンダーの特性を活かし、現場の実情に即した柔軟なソリューションを提供しています。
日本ノーベル株式会社 営業部 担当者:増田、松尾
TEL:03-3927-8801 FAX:03-3927-8802
E-mail:salesjnovel.co.jp
「Android」は、Google Inc.の商標または登録商標です。
記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。