日本ノーベル株式会社

サーバルームのリモート監視に最適なWebアプリ
「HoneycombDC」を販売開始
リモートワークでもサーバルームの温度・電流・電気錠などの
センサーデータを確認できる

日本ノーベル株式会社(本社:東京都北区、代表取締役:下山 到、以下日本ノーベル)は、データセンターの環境監視システムiDCNavi(アイディーシーナビ)の新機能として、簡易監視Webアプリ「HoneycombDC」(ハニカムディーシー)および、iDCNaviの計測データや電気錠機能を他のシステムでも利用できるようにする「iDCNavi API」を6月26日にリリースいたします。

■ 簡易監視Webアプリ「HoneycombDC」の特徴

HoneycombDC画面イメージ

HoneycombDC画面イメージ

1. ブラウザによるサーバルーム環境監視でリモートワークに対応

従来のiDCNaviではオペレーションルームに人が集まり、電流、温度などの状態監視を行うスタイルでした。iDCNaviの計測値を見るビューアー機能をWebブラウザから利用できるようにしたものが「HoneycombDC」です。閉域網でネットワーク接続されていればリモートでもサーバルームの計測値を閲覧できます。ラック追加によるセンサー追加などシステムメンテナンスやアラーム閾値の設定など編集は従来の管理者用専用アプリで行うため、運用方法を変えることなく利用できます。

2. 3D表示でデジタルツイン

Webブラウザでリッチな3D表現を実現しました。現場に行ったことがなくても現場の様子が直観的に把握できます。iDCNaviの計測値やアラーム発生状況が3D空間に反映されるので、ただ立体的な図面を見るようなことではなく、センサーで計測した現在の状態が可視化されたデジタルツインとなります。

3. iDCNavi API を利用したWebアプリ

HoneycombDCのバックエンドでは、iDCNavi API が使われています。様々なメーカーのセンサー、ゲートウェイ、PDUで計測されるデータをiDCNaviがまとめ上げ、APIでデータを提供しています。HoneycombDCのカスタマイズや機能追加にも柔軟に対応できます。

HoneycombDCデータ収集イメージ

HoneycombDCデータ収集イメージ

■ 計測データの共有・連携を可能とする「iDCNavi API」の特徴

1. iDCNaviで集めた計測値をもっとオープンに活用できる

国内のデータセンターで12年間の利用実績があるiDCNaviは、日本のデータセンター事業者の様々な要望を取り込み、成長してきました。しかし、サーバルームという閉じた世界で完結したシステムであり、せっかく集めた計測値を十分に活用できていない課題がありました。そこで、外部システムと連携するためのAPIを用意し、ラックユーザーもオペレーターも連携先のシステム開発者もそれぞれメリットがある「三方良し」のデータ連携を可能にしました。

2. オンプレミスなのにクラウドのようなAPI

データセンターは機密性が高く、環境監視やカメラなどセンシングを伴うシステム、電気錠、空調設備など制御を伴うシステムは現地の専用ローカルネットワークに構築されることがほとんどです。クラウドを支えるインフラであるデータセンターですが、その現場で使われるシステムはオンプレミスという宿命があります。そのためクラウドのような柔軟性が無く、いくつものオンプレミスがそれぞれ独立して構築され、オペレーションルームには単機能のモニターがいくつも並ぶことになります。iDCNaviはオンプレミスでありながら、クラウドサービスのようなAPIを提供し、データセンター内のオンプレミス間の連携を加速させます。

3. GraphQL対応のAPIで応用範囲が広い

iDCNavi APIはシステム間のデータのやり取りを個別に固定的に決めるだけではなく、クエリ(問い合わせ)とスキーマから成るWeb APIのための規格であるGraphQLに対応しています。GraphQLのクエリは柔軟性の高い構文であるため、大小様々なユースケースに対応できます。iDCNavi APIでは、iDCNaviが収集した様々な測定値や測定ポイントの情報を、グラフ理論によりデータを取得しやすい形で表現しています。クエリは直接記述することはもちろん、GraphQLの規格に則ったライブラリを利用することで効率的に開発できます。

iDCNavi API システム構成イメージ

iDCNavi API システム構成イメージ

■ 発売時期

発売予定日: 2020年6月26日

■ 本プレスリリースに関するお問い合わせ先

日本ノーベル株式会社 営業本部 プレスリリース担当
E-mail:salesjnovel.co.jp

データセンター環境監視システム iDCNavi について

■ データセンターに必須の環境監視モニタリング

iDCNaviはデータセンターの機器の電流や温度などをリアルタイム監視し、アラートやレポーティングまでを一括管理するDCIM(データセンターインフラ管理システム)です。全体を見渡した正確な環境情報を把握することで、データセンターの安定運用と効率化の実現を強力にサポートします。

iDCNaviイメージ

iDCNaviイメージ

■ iDCNaviの特徴

1. 電流、温度をリアルタイムに一括監視

電流、温度を計測して異常時にアラーム発報します。柔軟なシステムにより、あらゆる計測方法や機材に対応します。

2. 国内3万ラックの導入実績

国内開発、国内サポートで日本のデータセンターで使いやすいDCIMです。国内でのべ3万ラック、7万ポイント計測の実績があります。

3. サーバーラックの開閉監視・電気錠の遠隔制御

ドアの開閉監視や電気錠ハンドルの遠隔制御の他、入退館システムとの連携やカードキー連携、顔認証連携により、データセンターのセキュリティ管理を効率化します。

関連URL

iDCNavi 製品サイト

https://www.jnovel.co.jp/service/idcnavi/

製品名表記

製品名: iDCNavi

製品名読み: アイディーシーナビ

ActView

製品名: HoneycombDC

製品名読み: ハニカムディーシー

ActView

プレスキット:iDCNavi HoneycombDC/API連携

https://www.jnovel.co.jp/content/files/image-library/Presskit_iDCNavi_01.zip

(画像はこちらからダウンロードいただけます。)


日本ノーベル株式会社 概要(2019年6月末現在)

設立: 1980年4月9日
資本金: 1億円
代表取締役社長: 下山 到
従業員数: 142名
本社所在地: 東京都北区王子2-30-2
事業内容: ソフトウェア開発、システム開発などの各種サービス提供

日本ノーベルは独立系のソフトウェア会社です。ITで日本のものづくりを支える力になろうと1980年に創業し、以来FAシステムや計測制御など、産業分野の省力化、合理化ニーズに応えるトータルソリューションを提供してまいりました。近年は培ってきた技術力をベースに、ソフトウェアの品質改善に向けた「組込みソフトウェア テスト自動化システム Quality Commander」などのオリジナル製品を開発。ハードウェアに縛られないソフトウェアベンダーの特性を活かし、現場の実情に即した柔軟なソリューションを提供しています。

本プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は、一般に各社の登録商標または商標です。