Androidアプリ自動テストツール

Androidアプリを「簡単に」自動テスト

USBで接続したAndroid端末を外部制御することで、Androidアプリケーションの自動テストを行います。端末のスクリーンキャプチャ画像と、期待値画像を比較判定でき、テスト結果の確認にかかる時間を短縮できます。

USBで接続したAndroid端末を外部制御

QCWing for Android 製品紹介動画

特徴

スクリーンショット画像を比較判定 結果レポートを出力

Android端末から取得したスクリーンショット画像と、期待値画像を比較することで、テスト結果を自動で判定します。テスト結果は全てデータベースから検索でき、不具合箇所の検索・再現も簡単に行えます。

画像を比較判定
テスト結果画面
(PostgreSQLインストール済の場合)

簡単に作成できるテストシナリオ

自動テストの手順をテストシナリオに記述し、実行します。テストシナリオは Quality Commander(ロボットを使用した自動テストシステム)と同じ構文です。テストシナリオの文法はとてもシンプルにできており、プログラミングをやったことがない人でもすぐに取り掛かることができます。

タッチパネルの座標をマウス操作で入力

タッチパネル操作やキー操作の内容は、PC上の擬似画面からマウス操作で入力できます。タッチパネルのスワイプ操作やドラッグ操作(直線のみ)も、マウスで簡単に座標の入力が行えます。

また使用頻度の高い画像取得や比較判定コマンドは、ボタン1つで入力可能です。

PC上の擬似画面をマウスで操作すると、シナリオエディタに座標が入力され、同時に実機も操作される

複数端末の操作で対向試験も可能

1台のシステムで、複数端末の操作を行えます。同種の端末を一斉に操作できるほか、種類の異なる端末を順次自動操作することもできます。この機能を使用して、「発信→着信」などの対向試験も行えます。

同種の端末を一斉に操作
種類の異なる端末を順次自動操作

オブジェクトアクセス対応 テストシナリオを多機種で流用可能

指定座標や指定オブジェクトのテキストを取得

画面上のテキストデータを取得します。
画像判定を使わないため、取得した値の評価を数字や文字で行うことができます。

指定文字列の表示位置をタップ

対象文字列を指定することで画面タップ操作を行います。
これにより、座標値指定を行わないタップ操作を記述できます。

Android4.4以上の機種で使用可能です。

Android端末上で操作した内容の記録が可能

Android端末の操作内容を、そのまま操作ログファイルに記録できます。操作ログはテストシナリオから呼び出し、再生できます。複雑な操作でも記録・再生が可能です。QCに接続しなくてもAndroid端末単体で操作ログを記録できます。

スタンドアロンで記録が可能
複雑な操作も記録・再生
  • ログ記録のためのアプリをAndroid端末に別途インストールが必要です。
  • Replayログの実行は、QCWingのみから可能となります。
  • 操作ログの再生は端末により対応状況が異なります。詳しくはお問い合わせください。
  • Android 10では非対応となります。

アイコンの移動や削除、端末のロック解除が可能

画面押下、移動コマンドを使用することで、アイコンを長押しして移動したり、複雑な移動が必要なロック解除ができます。

スケジューラー連携

スケジューラーを使用することで、指定した時間にシナリオを実行し試験結果を取得することができます。

製品情報

テスト実行のステップ

Androidテスト 実行ステップ

主なコマンド

  コマンド 内容
Androidアプリ操作 adrS ボタンを押下する
adrPlotc 画面をタップする
adrDrag 画面をドラッグ(スワイプ)する
adrFlick 画面をフリックする
adrWake スリープ状態を解除する
adrAndroidInfo 端末情報を取得する
adrStartActivity アクティビティを開始
adrExecute ADBコマンドを実行する
adrReboot 端末を再起動する
adrInput 文字列入力(半角英数字、半角記号に対応)
adrClipboard 文字列転送(全ての文字に対応)
adrScreenRotate 画面を回転する
adrReplay リプレイ
adrPinch 画面をピンチイン、ピンチアウトする
adrPlotText 指定文字列(完全一致)の表示位置をタップ
adrPlotTextP 指定文字列(部分一致)の表示位置をタップ
adrPlotO 指定オブジェクトをタップ
ADRPLOTS SEARCH判定で検索した位置を押下
adrDown 画面を長押しする
adrMove 画面上を移動する
adrUp 押下中の状態から離す
データ取得 PIC 端末画面のファイル保存
adrGetText 指定座標の位置にある部品の文字列を取得
adrGetTextO 指定オブジェクトの文字列を取得
判定 STILL 静止画を比較判定する
SEARCH 指定の画像形状を検出判定する
ADRPICIFSEARCH 実行時にSEARCH判定
ADRPICIFSTILL 実行時にSTILL判定
制御構造 FOR 指定した回数分、処理を繰り返す
UNTIL 指定した時間、処理を繰り返す
WHILE 指定した条件の間、処理を繰り返す
IF 条件分岐をする
WAIT 指定した時間、待ちを入れる
外部コマンド EXECUTE 外部コマンドを実行する
呼び出し CALL 他のシナリオを呼び出して実行する
変数セット SET 変数に値をセットする
  • 2022年2月現在、Android の対応バージョンは12.0です。
  • 端末によっては制御できないものがあります。詳しくはお問い合わせください。

レンタルでのご利用も可能です。詳しくはお問い合わせください。

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