一般的な「ドキュメント検証」は、仕様書・設計書・取扱説明書などの曖昧な記述や抜け漏れを見つけ出し修正することで、ドキュメントの品質を向上させる活動を指します。
当社では、海外製品を日本市場に導入する際に必要となる取扱説明書や注意文書に特化したドキュメント検証サービスを得意としています。実機操作と取扱説明書の内容との不一致を解消し、自然で分かりやすい日本語にすることで、海外製品に対するユーザーの信頼感を向上させることに注力しています。
本サービスは、ドキュメントを参照しながらの実機操作を通じて、製品の最終的な動作確認も兼ねています。これにより、ドキュメントの手順と実機の動作が一致することを確認し、製品全体の品質向上に貢献します。
※実績のある機器を掲載しています。記載のない機器についてもお問い合わせください。
英語 → 日本語
※原文が英語以外の場合でもお気軽にお問い合わせください。
対象ドキュメントは日本語化されたものをご用意ください。
※外国語ドキュメント全体の日本語翻訳は製品仕様に影響するため、本サービスの対象外となります。
このサイクルを通常3回程度、繰り返します。
検証対象となるドキュメントと機器をまずお預かりします。
お預かりするドキュメント例:
※開発時の仕様書や基本設計書もご提供いただけますと、より詳細な検証を行うことが可能です。
実機を操作しながら、ドキュメントの妥当性と正確性を確認します。
検証内容:
検証で判明した差異や指摘事項をレポートにまとめ、お客様へ提出いたします。
提出された検証レポートに基づき、お客様にてドキュメントの修正を行っていただきます。その後、修正内容の妥当性を再確認するために検証サイクルを繰り返します。
再検証のサイクル:
最終的な検証結果のレポートを納品し、作業完了となります。
ドキュメントに記載された手順に従って実際に端末を操作しながら確認します。ドキュメントに記された手順通りに端末が動作するかを検証することで、ドキュメントと実機の間に存在する細かな相違点を明確に特定できます。
例えば、取扱説明書に「アプリケーションのバージョンは00.01.00.debug」と明記されているにもかかわらず、実機に表示されるバージョンが「00.01.01.Release」である場合など、具体的な差異を指摘いたします。

本サービスは、ドキュメント検証を主軸としながらも、製品リリースの最終確認として極めて重要な役割を担います。第三者検証の知見を持つ担当者がドキュメントを参照しながら実機を操作することで、単なるドキュメントの整合性確認に留まらず、製品の最終的な動作確認も兼ね備えます。
このプロセスにおいて、ドキュメントに記載された手順と実機の動作との間に不一致がないかを確認する中で、以下のような製品の潜在的な不具合や異常動作も発見しご報告いたします。
ドキュメント内で見つかる不具合が主な対象となりますが、この徹底した実機検証を通じて、製品全体の品質向上に大きく貢献します。
翻訳文特有の「てにをは」の誤りや不自然な語句のつながりを詳細に調査し、改善案をご提案します。操作の主体(主語)と期待される動作(述語)を明確にし、簡潔で読みやすい表現に磨き上げることで、ユーザーの誤解を防ぎ、スムーズな理解を促進します。
名詞や動詞などの表現をドキュメント全体で統一し、一貫性のある読みやすい文章をご提供します。これにより、異なる表現によるユーザー(読者)の混乱を防ぎ、情報伝達の正確性と効率性を飛躍的に向上させます。
「ですます調」に整えた文体を提案することで、ユーザー(読者)との間に親しみやすさを育み、製品への信頼感を高めます。ユーザーがストレスなく情報を吸収できる、より丁寧で分かりやすいドキュメントをお届けします。
操作説明の前提や範囲などの条件が適切に記載されているか確認し、ユーザーがそのセクションを読むだけで目的を達成できるかを基準に検証を行います。必要に応じて改善案を提案し、前提条件などを適切に明記することでユーザーが迷うことなく操作を進められるようにします。これにより、製品に関するサポートへのお問い合わせ削減に貢献します。
複雑な条件が必要な操作については、それを代替する簡単な手順がないか調査し、ご提案いたします。実用的な操作手順を提供することで、ドキュメントの分かりにくさに起因するユーザーエクスペリエンスの低下を防ぎ、ユーザーが快適に製品を利用できる環境に寄与いたします。

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