変電所電力監視システム開発(通信システム開発実績)

日本ノーベルは電力監視に関連するソフトウエア開発において、「小」は絶縁監視などの組込みソフトの開発、「大」は発電所~変電所の電力や設備状態を監視・制御する変電システム、変電所~家庭までの電力状態を監視・制御する配電システムなど、数多くの開発実績を積み重ねてきました。

このページでは「大」にあたる、通信システムを使用した電力監視システムの開発実績をご紹介いたします。

変電所電力監視システム

通信システム開発実績 : 変電所電力監視システム
動作環境 OS:Linux、DB:Oracle11i
開発言語 Java、C言語
主な機能 変電所における機器の状態を、電力監視専用網を介して、遠隔地の管理拠点から監視する。
開発条件 導入コスト削減の為に柔軟なハードウエア構成にも対応できるよう、全ての機能がどのサーバででも動作可能であること。

開発の背景

システム開発の目的・条件

  • 監視範囲の変更により、システムの見直しが必要になった。
  • 既存システムはプラットフォーム依存度が大きく、移植などに不向きである。
  • 既存システムはデータ構成が複雑で設定がしにくいので単純化したい。
  • 汎用的なハードウェアに対応することで、導入コストを削減したい。
  • システム保守期間が長い為、メーカーの保守期限に左右されないシステムが必要。

日本ノーベルを選択した理由は?

  • 電力監視業務に精通している。
  • 様々なコンピュータプラットフォームの経験実績がある。
  • 品質保証の体制が整備されている。

問題解決手法

課題

  • ソフトウェアのハードウェア依存性を極力排除し、保守性を上げるためにサーバと機能を完全に独立して機能するよう構成すること。
  • 端末の交換(OSの変更も含め)に対して、ソフトウェアの変更を不要とすること。
  • 負荷分散のために複数サーバ構成を可能とするが、動作するソフトウェアは、簡単な設定変更のみで、全ての機能がどのサーバでも動作するよう構築すること。

解決方法

  • 【コンセプト】 全ての機能はサーバ - 端末で処理し、サーバ - サーバ、端末 - 端末 という経路を排除して独立性重視。
  • 【機種依存排除】 描画処理及び部品単位でのサーバ/端末間連系にJAVAを使用。AWT、Swingをベースにした共通部品群の開発、サーバ/端末間通信にRMI(Remote Method Invocation)の利用。
  • 【DBアクセス】 JDBCを使用。

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