今日、今月どれくらい生産しているのか、といったリアルタイムな生産状況を、インターネットを通じ、遠隔地で把握できます。例えば、海外の各拠点で製造実績、品質状況などをデータベースに蓄積し、日本で必要なデータを抽出することができます。工程改善効果の確認、ライン進度遅れの確認など、製造の実態を正確に把握できるようになります。
製造工程ごとに、製造結果のデータを収集します。データの収集は、製造ラインに極力影響が出ないよう、手間無く報告できる方法を選択できます。システム導入時には、無線ルータが置ければタブレット端末などを利用して、すぐにデータ収集を開始できます。収集したデータを元に、PPMレベルの品質分析結果の提供が可能です。
個々の製品にIDが与えられ、そのIDから製造時間、作業担当者、部品などの製品情報を確認できます。製品に不具合が発覚した際、短時間で不良原因をつきとめ、回収の対象製品を絞り込むことができます。
不具合や作業結果の報告を製造現場で入力し、システムが自動で集計します。そうすることで、現場で起きたことを事務所で思い出しながら、製造実績、日報を作成する手間を減らすことが出来ます。
システムを導入した後に、ちょっとした使いにくさから、データ収集が上手くいかなくなってしまうケースは多々あります。
例えば、製造工程でバーコードリーダーを使用している場合、MESのデータ入力はPCにマウスでOK/NGボタンをクリックするシステムでは、バーコードリーダーから一旦手を離して、マウスに持ち替える必要があり、現場の負担が増えてしまいます。そのような場面では、マウスによるデータ入力の代わりに、OK/NGのバーコードを読み取るシステムが有効です。
日本ノーベルのMES構築サービスでは、システム開発者がお客様の元に常駐する体制を基本とし、現場の細かいご要望や、システムのコストダウンのご相談にもお応えしてまいります。