組込み開発向け 検証プラットフォーム構築
開発早期からの「オーダーメイドな自動化」でシフトレフトと品質安定化を支援
組込みシステムの開発加速と品質担保の両立を目指し、テスト環境そのものをエンジニアリングして最適化する検証サービスです。モバイル端末の開発・検証で培った高度な知見を活かし、通信電文の解析からシステムの妥当性確認(開発工程に近いテストから上流のテスト)までを一貫してサポートします。
このようなテストのお悩みはありませんか?
開発リソースの不足やテストの属人化は、組込み開発における共通の課題です。特に開発初期は仕様が流動的で、既存の汎用ツールでは対応しきれないケースが少なくありません。
開発早期の自動化が困難
初期はハードウェアや仕様に未確定な部分が多く、市販のテストツールが適合しないため手作業に頼らざるを得ない。
テストの属人化と網羅性の不足
特定の開発者しか検証できないため開発部門に負荷が集中。多忙ゆえの確認漏れや、多角的な検証項目の不足が課題となっている。
評価の着手が遅れ、後工程で不具合が噴出
製品が組み上がるまで網羅的なテストができず、統合テストで重大な不具合が何度も見つかり、大きな手戻り工数が発生。
客観的なデータ比較の難しさ
担当者の「ノウハウ」で処理時間やタイムアウトを計測するためデータにばらつきが生じ、客観的な比較が困難なため品質判断ができない。
日本ノーベルの解決策:オーダーメイドな検証エンジニアリング
日本ノーベルは、組込みデバイスのドメイン知識とテスト自動化技術を両立しており、開発フェーズに合わせたテスト自動化環境を構築します。開発の早い段階から部分的な自動テストを導入することで、プロジェクト全体の品質向上と工数削減に貢献します。
1. 開発プロセスの最適化:「シフトレフト」を実現する検証環境
製品の完成を待つのではなく、スタブやドライバを用いたシミュレーション環境を構築。開発中のモジュールを早期に結合テストすることで、不具合を上流工程で特定し、手戻りコストを劇的に削減します。
- スタブ・ドライバ構築
- 実機未完成の状態でも、擬似環境による先行テストを可能にします。
- CI/CDパイプライン統合
- 自動化したテストをビルド毎に継続実行し、不具合の即時検知を実現します。
2. 高度な技術実装:仕様に合わせたワンオフの環境構築
汎用ツールでは対応困難な独自の通信シーケンスや特殊な構成に対し、専用のテストフレームワークやスクリプトをゼロから設計・構築します。
- 組込み特有の解析・制御
- 通信レイヤー(シリアル、PCSC等)の電文解析や実機特有の挙動を考慮。モバイル開発で培った幅広いプロトコル検証技術を適用します。
- 網羅的な検証支援
- パラメータバリエーション、限界値・ストレステストなど、システムの妥当性を一貫してサポートします。
3. 品質管理の客観性向上
テスト工程における判定基準を自動化によって統一し、客観的な品質証明を可能にします。
- 評価エビデンスの自動出力
- ヒューマンエラー(判定ミス・報告漏れ)を排除。客観的な比較データを蓄積し、確実な品質判断を支援します。
- 第三者視点による標準化
- 暗黙知を明文化し、既存のテスト仕様書を標準化された資産へとブラッシュアップします。
ソリューション提供内容:検証プラットフォーム構築
お客様の機器特性(通信プロトコル、OS、ハードウェア構成)を深く理解したうえで、以下の工程を実施します。
- 実施内容
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- テスト自動化フレームワークの設計・作成
- スタブ・ドライバ、シミュレータの構築
- テストスクリプトの作成・実行自動化
- CI/CDパイプラインへの統合
- 対象範囲
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- 通信シーケンスの整合性検証
- パラメータ変更バリエーションの網羅テスト
- 負荷・ストレステスト
導入事例
試験の網羅性とリソース最適化を目指し
RFIDリーダライタの自動検証プラットフォームを構築
活用例(ユースケース)
日本ノーベルの検証エンジニアリングは、幅広い組込みデバイスの評価に適用可能です。
10時間かかっていたテストを30分に短縮
非機能要件の客観的評価を実現
カードリーダーとスマートカード間の通信コマンド送受信を自動化。担当者のスキルに依存せず、処理時間やタイムアウトなどの非機能要件を開発初期から客観的に測定可能にしました。
- ポイント: Linux(実機用)とWindows(制御用)を組み合わせたテスト実行の一元化
バグを「見つける」から「作らない」へ
CI/CD連携によるシフトレフトの具現化
制御仕様に基づきCANシグナルや汎用IOの入出力を判定するシナリオを開発。ソフトウェアがリリースされるたびに人手を介さずフル評価を行う環境を構築しました。
- ポイント: HILS環境の構築工数削減と、回数試験・通電試験などストレステストの拡大
導入効果
- 劇的な工数削減: 数時間~数日を要していたテストが短時間で完了し、開発スケジュールを遵守。
- 品質の安定化: テスト結果のばらつきを解消し、属人的なテストから脱却。安定した品質を確保。
- リスクの早期発見: 開発早期からの段階的な結合テストにより、不具合の早期検出と手戻り防止を実現。
対応技術・キーワード
- 通信プロトコル: CAN, LIN, UART(シリアル通信), 非接触デバイス(スマートカード)仕様
- 開発環境・OS: C言語, 組込みLinux, Windows連携, ASPICE, CANoe
- テスト手法: HILS, CI/CDパイプライン統合, 通信シーケンス検証, 非機能要件評価
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