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この世界から、「めんどくさい」を減らしたい。

ノーベルな人たち1
プロダクトイノベーション事業部
生命科学部応用植物科学科卒2018年入社

エンジニアは、めんどくさがり大歓迎。

自分の性格を一言で表すなら、たぶん「めんどくさがり」。休みの日は外に出るのがめんどうで、1日中家にいたい。仕事でも、できることならラクをしたい!……でもこれって、意外とエンジニア向きの性格なんだそうです。入社してから今まで、いろいろな製品・サービスを担当してきました。病院で扱う血液などの検体を取り違えないように支援するシステム。駐車場機器の連携や状態確認をクラウドから管理するシステム。それに、今担当している、トレーディングカード自動査定システム『ピタカ』など。どれも、IT の力で、使う人の業務を効率化するためのシステムです。言ってしまえば、私たちがつくっているのは、誰かの「めんどくさいなあ」という悩みを解決するためのものなんです。そう考えると、「めんどくさい」気持ちがすごく分かる自分にとって、この仕事は天職なのかもしれません。

ここ一番では、めんどうだって頑張ります。

『ピタカ』には2年ほど前から携わっています。数百のカードショップや中古品店で導入されていますが、私は新たに『ピタカサーチ』という新製品を開発する仕事から引き継ぎました。『ピタカ』は本来、店員さんが操作してトレーディングカードの値段を自動査定する製品。でも、来店した人が自分で操作してカードの売買価格を調べられれば、店員さんの仕事はもっとラクになる。そんな発想から生まれた新製品です。ところが、ひとつ問題が。『ピタカサーチ』の開発に必要なプログラミング言語を、私は使ったことがなかったんです。新しい言語を習得するのには、時間も労力もかかります。でも、投げ出すわけにはいかないし、待ってくれているお客さんもいる。こればっかりはめんどくさがっているわけにはいかないぞ、と腹を決めました。分からないなりに調べながらコードを書き、実際の画面を動かしては修正して、行き詰まったら前任者にも相談して…。試行錯誤を繰り返し、なんとか開発を完了。気づけば数ヶ月を費やしていました。骨の折れる業務でしたが、新しい言語を覚えることができて、仕事の幅も少し広がって。「お店に導入してから売上が増えた!」という嬉しい声もいただきました。大変なことも、頑張ってみると良いことがありますね!

みんなに便利な世の中を。

導入後の保守やアフターサービスを行うなかで、「操作方法を教えてほしい」などのお問い合わせをいただくことがあります。お客様のなかには、そもそもPCの操作自体に慣れていない方も意外といらっしゃるんです。でも、それってつまり、これまでITとは縁遠かった方にも、この製品を利用していただけているということ。これからもっと使いやすい仕様に改良して、まだITの便利さに気づいていない方にこそ、役に立てる製品に育てていけたら嬉しいです。『ピタカ』や『ピタカサーチ』を通じてお客様が業務を効率化できれば、そのぶん、もっと付加価値の高い仕事に時間を使うことができるようになります。あるいは、家に早く帰って、家族と過ごす大切な時間を増やすこともできる。私がITを通じて叶えたいのは、この世界から「めんどうなこと」を減らしていくこと。そしてその先にある、もっと価値ある時間を届けることなのかもしれません。そんなふうに考えると、多少めんどうなことだったとしても、頑張れちゃうような気がするんです。

『ピタカ』は画像処理技術を活用した製品。
この技術をもっと、いろんな領域に広げていけるんじゃないかと思っています。

※内容はインタビュー当時のものです。