EcoLyzer環境データ統合管理システム

導入事例:朝日工業株式会社様

業種 鉄鋼建設資材事業、農業資材事業、環境サービス事業
資本金 21億9000万円
事業拠点 グループ内事業拠点数:13箇所
従業員数 556名(グループ内含めて)※2009年6月末時点
ホームページ http://www.asahi-kg.co.jp/

導入の背景

拠点数はグループ会社を含め13箇所。各事業所のエネルギー排出量のデータ収集、規制物質含有量調査は、全て環境安全管理室が担当されています。 環境データは各拠点の担当者が入力し、環境安全管理室にメールで送るという手順を取られていましたが、拠点数が多く業種により収集データも異なるため、入力フォームの修正や数値の入力、未入力箇所への入力を促すこと等に時間を取られていました。
Webを使って、もっと迅速に、効率よく、効果的な環境対策の導入を行いたいとお考えでした。

決め手となったポイント

各拠点での入力が容易であること。
集計項目の追加・削除などのマスター管理が簡単であること。
「使用電力を熱量やCO2に換算し、グラフで見たい」「未入力箇所は担当者に入力を促す機能を付けて欲しい」等・・・ソフト開発企業ならではの、ユーザーの細かい要望に対応可能な点が評価されました。

導入後の効果

2009年7月に導入され、環境安全管理室、各拠点の担当者の作業負荷低減を一番期待されています。

鉄鋼事業で最も使用量が多いのは電力です。電力量は生産量と密接に関わっています。今回のEcoLyzer導入により、生産量を入力することで、エネルギー換算や集計が出来るようになり、数字の把握がしやすくなります。
いままで担当者が集計に掛かっていた時間は、今後はデータ分析や傾向の把握、対策の立案に充てることができます。グラフ表示も見やすく情報が共有化できるため、さまざまな効果が期待されています。

システム構築内容
管理項目 エネルギー、産業廃棄物、用水、その他温暖化ガス、
工場排水、大気、騒音、振動、臭気、PRTR
参照機能 CO2排出量を含む環境パフォーマンスデータ表示
時系列による推移グラフ表示
地域別、部署別による掘り下げ、積み上げグラフ表示
原単位推移グラフ表示
入力機能 目標値・実績値の入力機能、過去データ編集機能
集計機能 環境パフォーマンスデータの月次、年次集計
(単位換算、CO2換算、熱量換算、原油換算、原単位算出)
出力機能 EcoLyzer標準フォーマットによる年次報告書の作成
全拠点の環境パフォーマンスデータ一括出力機能
集計前の生データ出力機能
エネルギー使用状況届出書の作成
マスタメンテナンス機能 組織関連、単位、換算係数、コスト分類、通貨、項目名称等の設定
分析機能 売上高や生産量など、環境負荷量に対する原単位対象項目管理機能
シミュレーション機能 翌年度以降の環境パフォーマンスデータシミュレート機能を実現
予測値、換算係数を自由に設定可能
翌年度以降の傾向をグラフで把握