iDCNaviDCIM データセンター環境監視システム

iDCNavi 通信局舎DX

人手不足でも通信局舎の運用を止めない
実績で選ぶ電力遠隔監視テレメトリー

 集めて、見る 電力遠隔監視 - iDCNavi 通信局舎DX

なぜ電力遠隔監視(テレメトリー)が必要なのか?

通信局舎は地域に点在しており、障害が発生した際には通常、保守員が現地に赴く必要があります。しかし、この方法には人手不足、技術者のスキル不足、そしてセキュリティ上の問題など、多くの課題があります。

そこで、シンプルかつ実用的なテレメトリー(遠隔監視技術)を使用することで、設備の稼働状況を遠隔でリアルタイムにモニタリングすることができます。これにより、現地に行かずに障害を迅速に検知し、対応することが可能となり、運用効率が大幅に向上します。

AIとデータアナリティクスの進化によりデータの価値が高まっている現在、計測を開始することが通信局舎のDXの出発点となります。

iDCNaviは直流48V対応

通信局舎の特徴は、工場やデータセンターと違い、直流48Vの電源設備を持つことです。直流48Vの電源設備の監視は特定のニーズに応じたものでありますが、iDCNaviは豊富な実績をもとに対応しています。

システム開発、現地構築、運用サポートは、全て国内の自社エンジニアで対応

iDCNaviは日本国内で開発した国産のソフトウェアです。豊富な経験を持つ当社のエンジニアが、開発からサポートまでを一貫して行っており、ブラックボックスはありません。お客様のデータはすべてお客様の管理下にあり、他社との連携やカスタマイズのご要望にも積極的にお応えします。

導入事例

中規模の中央局舎

対象設備 整流器、分電盤、蓄電池、空調機、ラック
センサー種別 交流電流・電力・電力量、直流電流・電圧、温度、湿度、電気錠、ドアセンサ
ポイント数 100~200

オフィスフロアも兼ねる都市部の中央局舎は初期導入に最適です。
フラッグシップ局舎としてテレメトリーの最適解を導き出し、無人局へ展開していきます。

小規模の無人局舎

対象設備 整流器、分電盤、蓄電池、空調機
センサー種別 交流電流・電力・電力量、直流電流・電圧、温度、湿度、警報接点
ポイント数 10~20

郊外にある無人局舎では障害発生時にオペレーターが現地へ行く運用が一般的です。
その頻度低減、障害内容捕捉、予兆発見が導入目的になります。

自社物件ではない賃貸フロア

対象設備 分電盤、空調機
センサー種別 交流電流・電力・電力量、直流電流・電圧、温度、湿度
ポイント数 10~50

賃貸物件の場合は現地工事の申請や手順をよく計画する必要があります。
当社エンジニアがヒアリングや現地調査で現場の状況を理解して作業を進めます。

ソーラー発電をしている局舎

対象設備 ソーラー発電
センサー種別 パワーコンディショナーの発電量
ポイント数 1~5

郊外の局舎や土地の広い局舎はソーラー発電に向いています。
ソーラー発電のパワーコンディショナーから発電量のデータを取得しiDCNaviで一元管理しています。

導入の流れ

ヒアリング・見積

小規模多拠点の場合、一度にシステムを導入することは難しいため、スモールスタートで効果を見ながら範囲を広げていくことが効果的です。

長期的な設備投資計画、運用体制、ご予算に合わせて柔軟に計画を立てるため、お客様の状況を十分に理解し、当社の実績を踏まえてご提案いたします。

現地下見・システムデータ設計

課題と解決策はいつも現場にあります。

数多くの現場を経験しているスペシャリストが現地下見を行い、機器の配置からアプリの表現方法まで、テレメトリーのセンサーからオペレーターまでの全体をデザインします。

現地で計測機器設置工事・対向試験

施工はお客様自身またはお客様ご指定の工事会社でも実施可能です。

現場に詳しい工事会社様と協力し、システムの構築と試験を実施します。

運用サポート・設備更新対応

システムの使い方説明や障害対応はもちろん、次の局舎増設や設備の撤去・増設の検討に向けた計測データの利活用もご提案いたします。

別途費用が発生しますが、自動レポート生成、冗長化対応、Webアプリ、クラウド管理、入退管理システムなどのご提案、お客様のご要望に応じたカスタム開発など柔軟に対応しております。

私たちが大切にしていること

通信局舎はインフラを支える重要な拠点であり何十年も安定して運用できることが不可欠です。
私たちは、お客様の運用体制と方針をしっかりと理解し、古いものを大切にしながら新しいテクノロジーも適用していくことを重視しています。お客様と共に成長していくようなシステム構築と運用を目指します。

よくあるご質問

対象が100局以上あるのですが、一元管理できますか?

100局でも200局でも、一つのシステムで管理することが可能です。ただし、局舎ごとに設計や現地作業が必要となるため、数年かけて実施することになります。お客様の状況に合わせて構築スケジュールをご提案いたします。また、局数が多い場合はデータの表現方法を工夫する必要があります。1枚の表にサマリーした形での表示や、3D表現の活用などがございます。

テレメトリーの使い勝手を確認したいのですが、可能でしょうか?

Web会議やご訪問にてデモをさせていただきます。デモに加えて、お見積もりや初回の現地調査も無償で対応いたしますので、お気軽にお申し付けください。

現在使用している警報管理システムなど、テレメトリーとは別のシステムにデータ連携できますか?

部分的にデータ連携が可能です。iDCNaviはシステム連携のためにCSV、SNMP、Web API、接点出力、PLC通信など様々なインターフェースをご用意しています。

設備更新が頻繁にあるので、センサーの移設や増設は自分たちで実施したいのですが、可能ですか?

事前に設計を行いデータが用意されている場合は、センサーの移設や増設が可能です。iDCNaviの専用アプリからデータの編集が行えます。ただし、新しい計測機器の追加や大規模なデータ編集を行う場合は、スキルが必要となりますので、当社にご相談いただくことをお勧めします。

警報の接点信号を取り込むことはできますか?

はい、可能です。比較的容易に信号の取り込みができ、iDCNaviでの管理も行えます。ただし、稼働中の設備では試験用の警報を出せない場合があり、構築時の試験が難しいことがありますのでご注意ください。

空調の制御を遠隔で行いたいのですが、可能ですか?

空調機側にそのようなインターフェースがあれば遠隔制御は可能ですが、一般的に空調機は外部からの制御を想定していない仕様となっています。

小規模局舎に予算をかけられないのですが、費用を抑える方法はありませんか?

当社がお勧めするエニイワイヤの計測機器であれば、1台のゲートサーバに様々なセンサーを混載できるため、コストパフォーマンスが向上します。また、現地に詳しい電気工事会社に工事を依頼することで、包括的なプロジェクトの一部としてテレメトリーを構築した事例もございます。

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