テスト対象機器の操作に関する機能です。
ボタンの位置が固定されていないタッチパネル機器も、スカラロボット(水平多関節ロボット)を使って操作することができます。 様々な場所にレイアウトされるボタンを画面上でマウスクリックするとロボットが動作し、アームの先端が実際にタッチパネルを押下します。
タッチパネル機器は操作部と表示部が同じであるため、カメラで撮影する範囲にロボットが入らないよう、ロボットは画面外から指定された座標に向かって移動し、ボタンを押してから元の場所へと戻ります。戻った時点でタッチパネルに表示されている画面を撮影してソフトウェアが正常に動作しているかどうかを判定します。
(カメラで撮影するのではなく、信号線から取り出したRGB画面で画像判定を行うこともできます)
タッチパネルを操作する先端部は、タッチパネルの表面を傷つけない人の指先に近いソフトタイプや、静電容量方式対応タイプなど操作機器に合わせて選べます。
ポップアップメニューのように、タッチパネル上のどこに表示されるかわからないアイコンもロボットが位置を認識して押せるようになりました。
アイコン画像をマウスドラッグで囲み登録するだけの簡単操作です。登録した画像をQuality Commanderで認識し、ロボットが押します。
指定された文字列を画面上から探しだして位置を認識し、その位置をロボットが押します。
タッチパネル画面上に表示された文字をOCRにより認識し、見つけ出した文字の座標位置にスカラロボットや6軸ロボットのアームを誘導することができます。
ダイアログボックスのように表示位置が毎回異なる場合でも、ロボットが追随して押下します。 また、画面が撮影できないシナリオ作成ツールでも、表示される文字列さえ分かればシナリオを作成できます。 画面デザインが変わっても、表示される文字列が同じならシナリオの流用が可能です。
ロボットがタッチパネル画面上をなぞるドラッグ操作を行えます。直線的な動作を組み合わせることで複雑な軌跡をたどることもできます。 静電タッチパネルの操作にも対応しており、様々なタッチパネル検査にお使いいただけます。
ロボットによるフリック操作、ダブルクリック操作、なぞる動作の速度変更などが可能です。
6軸ロボットは工場などの実装ラインで用いられますが、その操作には高度なロボットの知識が必要となります。Quality Commanderでは6軸ロボットにいっさい触れずに、画面上だけで設定・操作することができます。優しい操作性により、どなたでも簡単に、しかもオフィス内で使えます。
開閉式の先端部を使用することで、マルチタッチ操作に対応しました。通常のタッチパネル操作に加えて任意の幅でピンチイン、ピンチアウト、回転操作などを行えます。
カーオーディオやカーナビには回したり、押し込むとボタンのように動作するダイヤルが数多く搭載されています。 6軸ロボットでダイヤルを回転させることにより、お客様のテストの幅をさらに広げます。
任意の位置に移動できる6軸ロボットを使用し、ロボットアームの先端にダイヤルをつかむハンドをセットします。 ハンドは「つかむ」操作と「押す」操作の両方に対応しています。
6軸ロボットがCDの出し入れを自動で行います。これにより、評価対象機器のテストと合わせてCDの出し入れを自動で行うことができます。
テストの途中でUSB挿抜が必要になった際に、挿抜のモジュールを追加することができます。 例えば「カーナビを操作した後に音楽ファイルを入れたUSBデバイスを挿し、カーナビが認識したかどうかを画面判定する」といった一連の流れを、システムを停止することなく、自動化できます。
6軸ロボットで静電容量方式のタッチパネルを操作できます。先端部の開閉、回転操作ができ、マルチタッチ操作に対応しています。
1台のロボットでカーナビとスマートフォンの2種類の機器を自動操作できます。カーナビ経由での発着信試験の自動化なども行えます。シミュレータ連携、プログラマブル電源連携などの機能と組み合わせて自動試験の適用範囲がさらに広がります。
Quality Commanderでエラーが発生し、シナリオの実行が継続できなくなった場合に警告灯を点滅させて通知する機能です。離れた場所からでもQuality Commanderのエラーを確認できます。
I-O制御により、USBなどケーブルの抜き差しを擬似的に自動化します。