コマンドをキーボードで打つのではなく、Quality Commanderの擬似画面上のボタンをマウスクリックすることでテストシナリオのコマンドが自動的に生成されます。 また、文法も簡単ですので、プログラム経験のない方でも作成することができます。繰り返しや分岐、待ち等の制御もクリック操作で作成できます。 実機を操作するのと同じ感覚でシナリオを作成できるのが特徴です。
詳細はこちらの シナリオ作成ツールのページをご覧ください
まずは、自動化できるテスト項目を見つけることです。全てのテストケースをシナリオ化することを目指すのではなく、 自動化できるところから着手することです。
Quality Commanderがもっとも得意とするのは繰り返し、耐久試験です。人手では時間的,体力的に無理な操作からテストシナリオ化するとよいでしょう。
また、callコマンドでシナリオから別のシナリオを呼び出すことによりシナリオを細かく分ける、WAITコマンドを使い時間に余裕を持たせたシナリオを作成することができます。
ボタンを押してから何秒後に画像の撮影を行うかのタイミングは、シナリオに記述して調整します。ボタンを押し始めてからロボットが上がる前に撮影するようにシナリオに記述すれば、ボタンを押しながら画像を撮影することができます。
また、画像の外部出力を搭載している機器(例えばRGB出力が可能なタッチパネルなど)であればボタン押下中に画像データを取り出し、判定することが可能です。
ロボットタイプやボタンの位置によっても異なりますが、1秒間の押下回数は以下の通りです。
OCR判定により、アルファベット・数字・一部の記号を文字または数値として認識することができます。OCR判定のシナリオの期待値は文字列となります。
漢字などを認識したい場合はサーチ判定を使うと有効です。文字としては認識できませんが、記号として表示されているかいないかをチェックすることはできます。
【一部の記号】
~ ! @ # $ % ^ & * ( ) - _ = + [ ] { } \ | ; : ' " / ? > . <
動画(アニメーション)判定機能は、Quality Commander 6から常時監視ツールに統合されました。
画像判定の対象とする範囲を「判定範囲」として設定することができます。
判定範囲は判定したい箇所と判定から除外したい箇所の組み合わせで設定します。
1つの判定範囲は矩形ですが、上記を組み合わせることにより、四角以外の範囲も設定できます。
判定範囲はマウスドラッグで簡単に設定することができます。 範囲は判定範囲、判定除外範囲それぞれ7箇所まで指定できます。それら範囲の組み合わせをパターンとして保存し、後で再利用することも可能です。
画像が異なる場合は期待値画像を取り込みなおす必要があります。
また評価対象機器の操作方法が同じであれば一世代前の機種のテストシナリオを1度実行し、撮影された画像をデータベースに登録します。 画像を一括で置き換える機能がありますので、最小限の操作にて次機種のテストシナリオを作成することができます。
以下のような判定方法がございます。
静止画判定 | 静止画画像 |
---|---|
OCR | |
サーチ(パターン検出) | |
音声判定 | FERQUENCY判定 |
話し言葉判定 | |
RESULTコマンド
による判定 |
シナリオ内にてRESULTコマンドを使用することにより、OK・NG・ERRを指定することができます。 |
手動判定 | テスト担当者様に目視等で判断し結果を決定していただきます。 |
自動判定技術について、詳しくはこちらの 自動判定 のページをご覧ください
環境設定ファイルやシナリオの作り方によります。
例えば各機種においてボタン名を全て統一しておくことにより、同じシナリオを使いまわせるようになります。また、Excelで作成した状態遷移表を用いることにより、修正箇所を減らすことができます。
はい、初期状態では適用されていませんが、判定パラメータを調整することにより色の違いも判定できるようになります。
各Quality CommanderのPC内に独立したデータベースを持つこともできますし、クライアントサーバ方式でお使いいただくこともできます。
サーチ判定は画像の輪郭を頼りに検索しますので、背景が変わっていても大丈夫です。
外部から制御可能なインターフェイスを搭載しており、通信プロトコルが公開されている基地局シミュレータであれば、Quality Commanderとの連携が可能です。
詳細はこちらの シミュレータ・外部機器連携 のページをご覧ください。
Quality CommanderのSENDコマンドを使用して基地局シミュレータの制御コマンドをシミュレータ制御ソフトへと送信します。 基地局シミュレータが動作し、携帯電話へ着信やSMSを送信したりします。
従来、携帯電話の操作も基地局シミュレータの操作も人が実施しておりましたが、Quality Commanderを使えば基地局シミュレータ自体の操作も自動化できるようになります。
24時間連続稼動した場合、二週間以上動作し続けることが可能です。
プランジャーユニットの場合、100回のボタン押しに23秒かかります。
最高1秒間に4~5回の速さで押すことが可能となり、女子高生よりも早押しが可能です!
プランジャーユニットでは 5個のボタンを同時に押すことができます。スカラロボットと6軸ロボットは1個です。3軸直交ロボットは2台構成の場合2か所同時押し可能です。
可能です。
携帯電話のバッテリーの代わりに安定化電源を使います。強制リセットボタンを使用することで、供給電源を切り携帯電話を再起動します。例えば10シナリオで一回強制リセットをかけるといった使い方をされているユーザー様もいます。
入力支援スクリプトを使用することで、テキスト文字列を携帯電話の操作に自動的に変換します。
例えば
PUSHKEYS("おはよう")
とシナリオに1行記述するだけで、携帯電話のボタンを"111116888111"と押す操作に変換します。
※携帯電話の機種ごとに変換スクリプトが必要になります。詳しくはお問合せください。
はい、できます。3軸直交ロボット、スカラロボット、6軸ロボットでは、ボタンとタッチパネルが共存した機器でも問題なく操作することができます。
6軸ロボットの先端のアームにてCDをつかむことができます。
リモコンの信号を赤外線信号発生器に送ることで、リモコンと同じ操作を擬似的に行うことができます。
Quality Commanderのテストシナリオ内で電源の初期設定を実施します。
例えば電圧は10.000V,電流は2.000[A]とする場合はシナリオ内でSENDコマンドを使用し、以下のように記述します。
電源の設定等、頻繁に使用するものは「電源設定シナリオ」として保存しておき、他のシナリオから呼び出して使用するようにいたしますと再利用率も上がり管理も楽になります。
現状一番大きいサイズで15インチのパネルを評価した実績がございます。
それ以上のサイズの場合はご相談ください。
タッチパネル上の別名定義という機能を用いることで可能です。
タッチパネル上に表示されているボタンに名前をつけ、それを選択することでタッチパネル上のボタンを押すことができます。
ボタン名はタッチパネルの画面ごとにつけることができるので、ボタンの位置が変わっても、画面ごとに登録することで対応できます。
押す圧力は調整することができないのですが、押す深さは0.1mm単位で調整できます。
また、先端部品にはバネがついており、深く押しすぎた場合はセンサーが働いてロボットが止まる仕組みになっていますので、画面を傷つけるということはありません。
一台のQuality Commanderで赤外線リモコンを4台まで接続することができます。
マウスドラッグもシナリオに記述することができます。シナリオにはマウスドラッグの開始点と終了点が記述されます。
キーボードの同時押しもシナリオに記述することができます。キーを押した順番にダウンコマンドが記述され、続いてアップコマンドが記述されます。