お客様の確実な品質改善実現のために、日本ノーベルがこだわるポイントです。
いくら高度な検査システムであってもテスト担当者が使いこなせなければ意味がありません。
通常スカラロボット(水平多関節ロボット)や6軸ロボットの操作には高度な知識や技術が要求されロボット専任者が必要となります。
Quality Commanderでは押したい位置をPC画面上でマウスクリックすればそこにロボットが移動するなど、ロボット制御をテスト担当の方が簡単に操作できるよう工夫しています。
ボタンを押すだけでなく、タッチパネル操作、物を掴んで回すといった高度な操作も簡単に行うことができます。
テストシナリオの文法はテスト担当の方が理解しやすいように、とてもシンプルにできています。普段実機を操作するのと同じ感覚で操作できるというのが特徴です。画面上のガイド表示に従いマウス操作をするだけで色々な検査のテストシナリオを作成できるよう、ユーザーインターフェースを工夫しています。
シナリオの文法がわからない人も、プログラミングをやったことがない人でもすぐに取り掛かることができます。
専任のサポートチームがテストの自動化をお手伝いします。
Quality Commander サポートチームでは即日対応を掲げ、さらにお客様に喜んでいただけるサポートを目指しています。 「明るく誠実に」をモットーに、親身になってお客様のテストを自動化するためのお手伝いをさせていただきます。 使い方のご質問から将来的なテスト効率化のご相談まで、まずはサポートチームにご相談ください。
「お客さまのオフィスで、私たちが扱っているシステムが実際に活躍している様子を見るととても嬉しく思います。 技術ではまだまだ未熟な面がありますが、その分サポートに掛ける心意気、情熱では、お客様に満足していただけるよう、全力でのご対応を心掛けています。 実際にシステムを扱う視点に立ち、 『どのような機能があれば便利になるか』『どのようなサポートをして貰えれば満足できるか』 を考え、より良いサポートを実現したいと思います。 お客様のかゆいところにも自然と手が届くようなサポートを実現したいです。」
組込みソフトウェアの自動テストでは、画面表示が期待する画面と一致するかどうかを見ていくことになり、その精度はテストの質にかかわる重要ポイントです。 画像の判定には 1.歪みやノイズのないきれいな画像を撮影する 2.正否を正確に判定する この二つの技術が必要になります。
液晶表示の場合、色むら・バックライトの輝度変化・レンズのゆがみ・カメラの個体差など、画像判定の妨げとなる様々な要因をクリアしなくてはいけません。
Quality Commanderでは各種フィルター処理、補正アルゴリズムによる画像キャリブレーションを駆使することで、これらの問題を解決してきました。現在では携帯電話から大型テレビまで、様々な機器を検査することができます。
Quality Commanderには豊富な自動判定が用意されています。
主な自動判定コマンドをいくつかご紹介します。
STILL:高精度静止画比較 | 携帯電話から最大で45インチの液晶画面の画像判定実績がございます。 小さな文字の「.(ドット)」と「,(カンマ)」の違いも見ることができます。 |
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FUZZY:フレキシブル静止画比較 | 人の目と同様に大きく違うところのみに着目して判定します。 設置がずれて画像の映り具合が変わってしまった場合でも高度な補正機能によってずれを吸収します。 |
SEARCH:パターンマッチング
(アイコンなどの検索) |
登録した画像が画面内に表示されているか検索します。 背景が動いていても、登録した画像の位置が変わっても大丈夫。 |
OCR:文字列認識 | 画面に表示されている文字画像を文字列や数値として認識します。 見つかった文字列はシナリオ内で変数に代入して使用できます。 |
MELODY:音声/話し言葉判定 | 携帯電話の着メロから、カーナビの音声案内など、音程や人の声の違いを認識します。 |
判定はこの他にもあります!必要に応じて使い分けができます。
実際のテスト現場では組込み機器だけではなく、様々なシミュレータなどの外部機器に接続して検査を行うことがあります。 携帯電話であれば基地局シミュレータ、カーナビであればCANバス、電圧変動試験など、外部の環境とリンクしてテストができなければなりません。 Quality Commanderではそういった外部機器との連携機能をプラグインで簡単に組み込むことができます。
携帯電話の検査から始まったQuality Commanderも、今では様々な機器の自動検査ができるようになりました。 操作ロボットからソフトウェアの使い勝手まで検査機器にマッチしたカスタマイズが可能です。 お客様の「これも検査したい」という声から新たな検査システムを実現していきます。
また、多くのお客様からご要望のあった内容についてはQuality Commanderの標準機能として ロードマップに組み入れ、バージョンアップを続けていきます。
何千何万というテスト項目であっても、NG箇所を瞬時に確認できるのが自動テストの強みです。テスト内容はデータベースに記録されます。実行シナリオ名、テスト実行時刻、判定結果、期待値、実測値などのテスト実行内容が自動で記録されます。
保存されたデータは専用のビューアで閲覧することができます。フィルタリングで気になるNG箇所のみを表示したり、結果を集計してCSV出力やレポート印刷することもできます。 画像判定以外に音声判定などもリプレイ可能で不具合状況は容易に再現することができます。