まずは評価対象機器によって異なるボタンの配置や画面の大きさなどを設定します。
設定内容は環境設定ファイルに保存されます。読みこむ環境設定ファイルを変えれば、評価対象機器の設定を切り替えて複数の機種を扱うことができるようになります。
カメラから取り込んだ画像の明るさ調整やレンズの歪み補正をここで行います。
PC上で評価対象機器を操作するための、擬似画面の作成も行います。
擬似画面はロボットの操作をPC画面のマウス操作で簡単に行えるインターフェイスです。画面上のボタンをマウスでクリックすると、ロボットが連動して実機のボタンを押します。擬似画面を使用することで、テストシナリオ作成時のコマンド入力も楽に行うことができます。
カメラで撮影したタッチパネル画面上の4角をマウスクリックで登録し、ロボットにも同じ場所を覚えさせることで、タッチパネル操作が可能になります。タッチパネル以外のボタンも環境設定画面で位置を登録して押すことができます。
2台のカメラで撮影した画面に表示されているボタンの中心位置をマウスクリックで登録すれば、自動で奥行きなどの座標を割り出し、ロボットがそのボタンを押せるようになります。ダイヤルの位置を登録すれば回転操作を追加することができます。
プランジャーユニットは1つのボタンにつき1本のレリーズ(ボタンを押す機構)がついています。どのレリーズがどのボタンに対応しているのかを設定画面で入力していきます。
リモコンを赤外線受光機に向けてボタンを押すと、そのボタンの赤外線信号が登録されます。登録された赤外線信号は、赤外線発信機から、評価対象機器へ直接送ることができるようになります。
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